ケーブルはネットワークに欠かせない存在です。
システム障害の原因の70%以上にケーブルが関係すると言われています。
ここではLANで利用するケーブルの種類と構造について紹介します。
ツイストペアケーブルは、絶縁プラスチックの外皮の内部に、「より対線」を使用したケーブルです。
「より対線」とは、電線を2本づつ撚り合わせて対にした通信用ケーブルのことです。
ノイズなどの混入を防ぐ為にシールド加工を施したものを「STP(shielded twisted pair)」、
シールドしていないものを「UTP(unshielded twisted pair)」といいます。
「UTPケーブル」は、LANでは最も一般的なケーブルであり、LANだけでなく、電話など幅広い用途に利用されています。
ツイストペアケーブルの両端のコネクタを見ると、それぞれ8つずつの端子がついています。
この端子の数だけ導線が束になって1つのケーブルを構成しています。
ストレートケーブルの場合、両端のピンがお互いに対応するように接続されていますが、
クロスケーブルは、ケーブルの中で一部の導線がクロスした形で端子に接続されています。
ストレートケーブルは、「ブロードバンドルータの内臓HUBとHUBのカスケードポートを接続」の場合等に、
クロスケーブルは、「HUBの通常ポート同士を接続」する場合等、用途が違います。
「光ファイバーケーブル」は、ガラスやプラスチックの細い繊維でできているケーブルで、ケーブルの中に光を通して通信を行います。
光ファイバーを使って通信を行なうには、コンピュータの電気信号をレーザーを使って光信号に変換し、
できあがったレーザー光を光ファイバーに通してデータを送信します。
光ファイバケーブルは、機能的に最も優れたケーブルです。
他のどのケーブルと比較しても高速、大容量であり、電磁気の影響を受けません。
しかし、コストが高く、敷設や設定にも特殊な技術が必要なため、手軽に扱うことができないのがデメリットです。
「同軸ケーブル」は、芯線をポリエチレンなどの絶縁/暖衝材で包み、その外側に編んだ導線による網状のシールド層を施し、
さらにその外側に塩化ビニールなどによる被覆を施した多重構造のケーブルです。
比較的ノイズに対して強く、見た目はテレビのアンテナ線と似ています。
テレビとチューナーをつなぐケーブルや、ディスプレイケーブル、ネットワークケーブルなどに使用されています。